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By wps.

ドットコムマスター・シングルスター勉強法

即席で手に入れられるIT系資格、おひとついかがでしょうか?

わざわざネット関連の記事も書くぐらいだから、パソコンとかネット関係の話は興味がある。学生時代にテキストサイトの運営やらフリーペーパーの製作やらやっていたおかげで、日常の操作程度には困ることはない。仕事でも、簡単なパソコントラブルの解決なんかには首を突っ込んでいるせいか、頼りにされることもあり嬉しい限りだ。

しかし、自分の経歴書にIT系資格の名前はない…これがどうしても気になっていた。あったからどうというわけでもないが、「IT系も苦手じゃない」と会社内でいちおうのメッセージは発信しておきたい。そこで、さしあたり取得すべき資格として、「ITパスポート試験」及び「基本情報処理技術者試験」の2つ国家資格を意識するようになった。

「基本情報処理技術者試験」のステータスは認知されているが難易度もそれ相応であり、業務でIT系の知識が必要とされない自分にとっては取得に時間がかかることが見込まれた。そこで、民間企業の資格よりも国家資格ということで、まずは「ITパスポート試験」に狙いを定める。難易度も高くなく、範囲が広いだけなので、過去問をひたすら解くことにして「かんたん合格ITパスポート過去問題集」を購入したが、東日本大震災の影響で試験日が大幅に後ろ倒しとなり、他の予定との兼ね合いから受験を断念。

「ITパスポート試験」を受験は断念したものの、手っ取り早くIT系資格を取得したかった私は、出題範囲がインターネット関連に限定されている「ドットコムマスターシングルスター」を目指すことにした。NTTコミュニケーションズが運営している資格であり、国家資格ではないが、とりあえず取得するには手頃な資格であった。というのも、プロメトリックを通じて受験するため、好きな時に好きな場所で受験できるし、結果もすぐにわかる。

使用した問題集は「完全対策 インターネット検定 .com Master ★2011カリキュラム準拠 問題+総まとめ」。必要最低限の練習問題に加え、過去2回分の問題が載っているだけのシンプルな構成だ。他に、「.com Master教科書 .com Master ★2011」も有名だが、分厚く重量があるので持ち運びに向かない。これくらい難易度が低い試験では、重い問題集を毎日解くような十分過ぎる対策は必要ないだろう。

勉強方法は、通勤時間中に練習問題を2回繰り返した後に、過去問を解いてみただけ。1ヶ月もかけていないと思う。予備知識があったので、間違えても解説を読み返せばすんなり理解することができた。ただ、IPアドレスの仕組みといったネットワーク関連や、電子証明書の仕組みといったセキュリティ関連は最後まで不安が残ってしまったのは確か。それでも、他で得点できていたの合格にはなんら差し支えなかった。過去の問題がそのまま出題されるので、問題集1冊をひととおりやっていれば、落ちることはまずない。受験料が8400円と高い割には、あっさり過ぎた試験だった。

私は情報通信とはまったく関係がない会社で働いているが、「IT系の知識は持っておけ」と言われることもある。そんな人が、とりあえずのIT系資格として取得してみるには、敷居が低くて受験しやすい資格だ。

投稿:12/25/2011